極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
無視しないで。


どうしても、この場から逃げたい。


「このままここに、監禁される訳にはいかないのよ。私を助けて、あなたも女だから私の気持ち分かるでしょ。」


何、その不気味な笑い。


「私は使用人じゃないし、修司の妹。」


妹。


あり得ないでしょ、妹がメイド服着る訳。


どうすればいいのよ。


「お兄ちゃんは銀ちゃんが大嫌いだからね。お兄ちゃんと銀ちゃんは、昔は仲良かったんだよ。中学に入った頃から関係がおかしくなった。多分女がらみかな。」


はぁ、又女が登場する訳ですか。


もう、この先聞きたくないや。


私は無言でさっさと着替えた。


「雪さん、銀ちゃんに連絡しないでいいから。」


「何で連絡しなくていいの?」


今は銀ちゃんの顔なんか見たくもない。


女、女、又女。


朝田銀平いい加減にしろ。


あんな男だと思わなかった。


本当に腹が立つ。


今は顔を見たくない。







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