極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
私の好きなのは銀ちゃん。


銀ちゃん以外を好きにはなれない。


マサさんの事が気になって仕方ないのも確か。


私はどうしたいの。


マサさんの事は考えないようにしてるのに、何故か視線の先にマサさんが必ずいて。


その事を銀ちゃんに気付かれないように、必死。



まるで浮気でもしてるような気分。


このままでいると、銀ちゃんと気まずくなりそうだから、母さんに会って話を聞いて貰う事にした。


実家に帰る事を銀ちゃんは渋々承諾。


高校に鉄二さんに迎えに来て貰い、そのまま実家に帰った。


「組長と喧嘩したのか?」


喧嘩はしてないと思う。


「喧嘩はしてないけど、今にもそうなりそうな感じ。私が悪いんだけどね。」


どう話していいのか、分からない。


「真子は組長だけを見てりゃいいんだよ。余分な事考えるからおかしくなるんだ。」


父さんはみんな分かってるみたい。


私の気持ちが揺らいでるのが、きっと分かってる。


マサさんを好きになったとかではなくて、マサさんと話がしたいだけで。

マサさんの針積めた思いを楽にしてあげたかった。








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