極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
泣くのを我慢するのは、もう止めろ。


俺をもっと責めればいい。


「真子はいつまでそうやって、自分の気持ち誤魔化すつもり。」


マサが俺に近付いて来た。


「組長、真子さんを苦しめないで下さい。組長の浅はかな行いで、いつも真子さんを傷つける。組長が反省するべきてあって、組長が真子さんを責める立場ではないと思います。」


煩いんだよ、マサ。


これは夫婦の問題で、マサには関係ない。


「おまえはどういうつもりだ、俺は真子の本当の気持ちを聞きたいだけ。」


元はと言えばマサおまえが悪いんだからな。


俺は手を振り上げ思い切り殴ると、殴った相手はマサでなく真子だった。


「真子! 」


「痛い、銀ちゃんのバカ。」


なんで、こうなる。


「マサ、冷やすもの持って来い。」


「痛くて、死んじゃう。」


殴っただけで、死ぬ訳ないだろ。


真子はナイフで刺されても、死ななかった。


でも、何でこうなる。


落ち着け。


落ち着くんだ、銀平。











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