命の贈り物
家に帰れば当然そこには誰もいなくて。
私はあの女の卒業アルバムを探した。
「あった…。」
押入れの奥にそれは埃を被ってしまってあった。
表紙をそっと開く。
卒業生の名簿と写真があった。
「颯太、颯太…。」
一生懸命にその名前を探す。
「…あった。」
そこにはあのアルバムの写真にいた男の人の写真があった。
「まさか…。」
嫌な予感だけが頭を過ぎ去る。
アルバムも颯太との写真がいっぱいだった。