SleepingBeauti
次の日、のぞみは正式にぼくの家に越してくることになった。

大家さんから鍵を借りて。

「滞納のお金はどうしたらいいですか」のぞみは恐る恐ると、言った感じで尋ねたが、大家さんはあっさりと「いらないわよ、保証人の人が払ってくれたから」と、言った。

保証人と聞いたのぞみの表情が一瞬くもった。

「わかりました」のぞみはそういうと、ぼくの手を掴み、元、我が家へ入った。
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