王子様は生徒会長
その後、私は家に帰って即刻楓華ちゃんの部屋を訪ねた。
「楓華ちゃん!!」
「なによ・・いきなり・・」
「草野籠牝って、生徒会長なの!?」
「そうだけど?他に草野籠牝って言う人がいるの?」
「いや・・居ないと思うけど・・」
「っていうか、妃那、今日生徒会室に呼ばれてたでしょ?なにしてたの?」
「ん・・?ただ生徒会に勧誘されただけ」
「草野籠牝に!?」
「うん。そうだけど・・?」
「珍しー!!アイツがメンバー勧誘するなんて!妃那、気に入られたわね♪」
「へ・・変なこと言わないでよ!!」
「だってぇ・・本当のことだもーん♪」
「もう、知らない!!」
そう言って、私は楓華ちゃんの部屋をあとにした。
「まったく・・素直じゃないんだから・・。妃那は」
楓華ちゃんったらいきなり何を言い出すのかと思えば・・。
恥ずかしいことサラッと言っちゃってくれて・・
恥ずかしくなっちゃうよ・・//
ん?待てよ?
楓華ちゃんの言ったことが正しいんだったら、明日私告られるかもってコト!?
そんな・・///
じゃあ、明日行っていいワケ?
でも、楓華ちゃんが私をからかってるだけだったら、自分1人で自意識過剰で恥ずかしい女じゃん!!
あー!!
もう、分かんなくなってきちゃったじゃん!!
明日行くしかないってコト?
でも・・
仕方ない!!
行ってやろうじゃねーか!!