王子様は生徒会長
「これは学校の親しいヤツにも話したことはないんだけど、俺の親父は、その、世間で言うヤクザなんだ・・」
ヤクザ・・?
ヤクザ!?!?
戸惑う私を置いて、生徒会長は話を続けた。
「俺の親父・・草野昴は・・『草野組』の組長で・・。息子の俺も喧嘩は強いわけ。まぁ、ヤクザは喧嘩とかしないけど・・」
草野組って・・ヤクザじゃない私でも知ってるよ!?
ど・・どんだけ!?
「さっきのやつらは、ヤクザの下っ端のその下っ端。まぁ、脅し役みたいなモンだな」
だからか・・
生徒会長を見て逃げていったのは・・。
「今の話は・・妃那にしかしてない話だから、誰にも言わないでくれると助かる」
「絶対、絶対誰にも言わないよ!!私になんか言ってくれてありがとう」
「・・うん」
すべてを言い終わった生徒会長は、優しい目をしていた。
とっても深い深い澄んだ瞳で私を見つめてくる。
気を緩めたら引き込まれそうなその瞳に・・。
カラオケマシーンの明るい反射した光を受けて霞んで見える生徒会長は、とっても綺麗な人形のようだった。
人形って、例えが悪いと思うけど、そのほかに例えがないくらい美しかった。
それから、生徒会長が秘密を打ち明けてくれてから数分後、生徒会長が口を開いた。
「今から、俺ン家来ねぇ?」
「え・・?生徒会長のお家・・!?」
私は、ドラマに出てくるようなザ・ヤクザ!みたいな感じのする家を想像していた。
「あ、言っとくけど、俺、一人暮らしだから」
「ふ~ん。そう」
そうなんだ~。 へ~!!
って・・
一人暮らしですと!?
ヤクザ・・?
ヤクザ!?!?
戸惑う私を置いて、生徒会長は話を続けた。
「俺の親父・・草野昴は・・『草野組』の組長で・・。息子の俺も喧嘩は強いわけ。まぁ、ヤクザは喧嘩とかしないけど・・」
草野組って・・ヤクザじゃない私でも知ってるよ!?
ど・・どんだけ!?
「さっきのやつらは、ヤクザの下っ端のその下っ端。まぁ、脅し役みたいなモンだな」
だからか・・
生徒会長を見て逃げていったのは・・。
「今の話は・・妃那にしかしてない話だから、誰にも言わないでくれると助かる」
「絶対、絶対誰にも言わないよ!!私になんか言ってくれてありがとう」
「・・うん」
すべてを言い終わった生徒会長は、優しい目をしていた。
とっても深い深い澄んだ瞳で私を見つめてくる。
気を緩めたら引き込まれそうなその瞳に・・。
カラオケマシーンの明るい反射した光を受けて霞んで見える生徒会長は、とっても綺麗な人形のようだった。
人形って、例えが悪いと思うけど、そのほかに例えがないくらい美しかった。
それから、生徒会長が秘密を打ち明けてくれてから数分後、生徒会長が口を開いた。
「今から、俺ン家来ねぇ?」
「え・・?生徒会長のお家・・!?」
私は、ドラマに出てくるようなザ・ヤクザ!みたいな感じのする家を想像していた。
「あ、言っとくけど、俺、一人暮らしだから」
「ふ~ん。そう」
そうなんだ~。 へ~!!
って・・
一人暮らしですと!?