かんのれあ
あたしの中の小さな花は咲き誇ることなく散ってしまったけど、



その下から色鮮やかな葉をつける桜のように、


今日のこと、

河野さんのくれた言葉の全ては、



色褪せることなく、あたしの中に生き続ける。




この先何度もくじけそうになったり、

泣きそうになったりするだろうけど、


その度にあたしは、


花を散らしてついた葉を

何度だって糧にする。
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