桜吹雪
叉李は圧倒されポカーンッとしている。


「奥さま、この殿方は?」


「己暁の弟ですよ」


叉李はニッコリ笑うと


「叉李と言います。姉上がお世話になっています」


侍女たちは顔を赤くしている。
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