†声優アイドルの男子高校生†【3】
美奈子は、女子と入れ替わってるのも忘れている勢いで、楽しそうに話していた。



あ。


なに、髪に触れさせてんだよ。


って。


なんで、俺が女子に焼き餅やかないといけない?


焼き餅じゃないから、これ。


うん、にしても。


いくら美奈子の友達だからってそんなことしてたら、期待させたりするんじゃ・・・・・・



「なぁ」




俺は、遠慮がちに声をかける。


今は同じ女子同士でも。


この独特な集まりの中に、声をかけにくい。



やっぱり、中身は男だ。



ほっとする。


やっぱり、俺は俺。




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