【完】スマイリー☆症候群



「えっと……あなたは?」


私が少し戸惑っていると、その女の人は口角を上げ、ニッコリと微笑む。


「私は昨日から教育実習でここに来た、武藤聖奈よ」


そう言い、右目をパチリ。彼女は、いわゆる“ウインク”をしたのだ。

ちょっと待って……武藤聖奈?

ってことは、っていうことは……!


「あなたが白鳥の!」

「この女が白鳥の……」


清水くんと植木くんは、そろって歓喜を上げる。


「……白鳥?」

「い、いや、こっちの話ですので。2人共、鳥とかが強烈に好きらしくて、よく話してるんです。だから、気にしないでください」

「は、はあ……」


椿ちゃんのフォローに納得したのかはわからないけど、武藤先生は一度頭を頷かせてみせた。
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