【完】スマイリー☆症候群



「うん。いいよー」

「おう! 決まりだな!」

「あぁ」


そして、次々に賛成の声が募る。

私を含め全員の賛成を確認すると、私はこっそり安堵の溜息をついた。

どうにかこうにか、決めなければならない項目は、なんとか消化出来た私達。

こんな調子で、本当に修学旅行は無事に満喫出来るのだろうか。

なんて、膨らむ不安と心配。

……だけど。

私の心の中で、何故かどうしようもないくらい大きな期待とワクワク感が、時を刻むごとに増して私を支配していくんだ。

< 21 / 314 >

この作品をシェア

pagetop