ビタースイート・キス
――分有。
熱が宿るの。
繋がった先端から移り行く炎、燻(くゆ)る紫煙が辺りを包み込む。
先生なのに。
生徒なのに。
授業中なのに、それも校内で。
草影に隠れて分け合う熱は灯(ともしび)、いっそ灰になってしまいたい。
あたしが欲しいもの。
あたしが望むもの。
目と鼻の先にある唇は重なり合わないけれど、さっきの言葉と“これ”だけで充分だから。
だから、先生。
あたしの中に燻(くすぶ)る熱を認めて下さい――…