太陽はいつも雲の上で照り輝いている
部屋にもどると母は起きていた

『つとむ、ごめんね』

『何を?』

『寝てないやろ…疲れたやろ』

『何を言うてるねん、人の心配するなら早よ退院できるように元気なりや』
頷く母の顔は、かなり疲れ切っていた

昼過ぎた頃、父がきて、交代した
帰りぎわ、母の顔がさっきまでなかった笑顔に変わっていた

『お母、帰るわ、ほな、お父たのみます』

『ありがと、つとむ』

僕は、家路の事は記憶にないくらいに、睡魔と戦いながら家についた、、、


家にあるパンを食べながら、これで、母も元気になって、また、のどかな毎日になるだろうと……いつの間にか深い眠りついた


そして……今に続く、病の巣ともなる運命は流れ始めた…
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