太陽はいつも雲の上で照り輝いている
畑仕事をするも、日に日に、お父の足腰は老いていく……
部屋でも、ちょっと、つまずきこけたり、階段から落ちたり……


『お父…今の家はいいとこやけど、階段もあるし、ないマンションに引っ越さないか』

『ん〜風助が思うようにしてくれたらいいぞ』

『お母も、そう思うやろ2人とも危ないわ見てて』
『うんお父さんもお母さんもケガしたらあかんしね』

『まぁ〜まゆちゃんも、そう言うてくれるなら、引っ越ししよか』

『昨日、見てたんやけど、ええとこ、あったから明日、問い合わせてみるわ』


好条件の物件が見つかり、そこへ引っ越すことになった
お父とお母とまゆと四人で下見をして決めたマンションに

4LDKのマンション
環境的にも恵まれていて、近くにも公園がある、以前のマンションより静かな場所

『やっと、終わったな、やっぱり歳やから疲れた』
『お父もお母も、ゆっくりしろよ』

さぁ、また新しい家から出発

四人は、そう思い、終始笑顔が絶えなかった

畑がなくなり、お父の気は少しずつ下がっていく……
すぐに、畑を見つけて、再開はしたものの、家に居て動く時間が減っていくと共に、足腰は、ついに立ち上がる力さえも失ってしまう……

そして……病の渦が再び…
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