晴天
「美紗は、何で俺の事好きなの?」
「え…それわ…」
「美紗も、俺の事好きで告白してくれたんだよな?」
「うん。私も、コウヘイに一目惚れだった…カッコ良いよ、コウヘイわ」
コウヘイの頬が赤くなる。その後、沈黙が続き、家の前まできてしまった。…気まずいな~。
「美紗、明日迎えに来るから、待ってろよ?」
「うん!いつまででも待ってるよ♪」
「じゃあな~」
「あ…コウヘイ!」
帰ろうとするコウへイを呼び止める。ゆっくり振り返り、ミサを見つめる。何もようは無いけど、なんだか淋しくなる気がして…。黙って隣を歩いてくれるだけでも、私はこんなに幸せなんだもん…。
「なに?」
「…ううん。なんでもない。気おつけてね!」
「おう!」
コウヘイはまた、もとの方向へ向いて、ゆっくり歩き出した。コウヘイのその背中を見えなくなるなるまでミサわ見送った。
「ただいま~」
「あら~遅いじゃない!こんな時間まで何やってたの?」
…外でコウヘイを見送ってたの、なんて…言えっこない。
「ん?ちょっと補習があって…残ってたんだ」
「そう、もっと勉強しなさいね?もうすぐ大学生なんだから、進路の事も考えるのよ?」
高校1年生の真夏。もうすぐ夏休みで、みんなと遊べる。もちろんコウヘイだって、部活にはいってないから遊べる…。
中学の時みたいに、ギリギリに勉強したって間に合うんだから…お母さんの、「大学の受験が近いのよ」みたいに言う口調は、どうも気に入らない。
せっかくコウヘイのおかげで、機嫌を良くして帰ってきたのに、家に入ったらこれ…。もうやだよ~!
「え…それわ…」
「美紗も、俺の事好きで告白してくれたんだよな?」
「うん。私も、コウヘイに一目惚れだった…カッコ良いよ、コウヘイわ」
コウヘイの頬が赤くなる。その後、沈黙が続き、家の前まできてしまった。…気まずいな~。
「美紗、明日迎えに来るから、待ってろよ?」
「うん!いつまででも待ってるよ♪」
「じゃあな~」
「あ…コウヘイ!」
帰ろうとするコウへイを呼び止める。ゆっくり振り返り、ミサを見つめる。何もようは無いけど、なんだか淋しくなる気がして…。黙って隣を歩いてくれるだけでも、私はこんなに幸せなんだもん…。
「なに?」
「…ううん。なんでもない。気おつけてね!」
「おう!」
コウヘイはまた、もとの方向へ向いて、ゆっくり歩き出した。コウヘイのその背中を見えなくなるなるまでミサわ見送った。
「ただいま~」
「あら~遅いじゃない!こんな時間まで何やってたの?」
…外でコウヘイを見送ってたの、なんて…言えっこない。
「ん?ちょっと補習があって…残ってたんだ」
「そう、もっと勉強しなさいね?もうすぐ大学生なんだから、進路の事も考えるのよ?」
高校1年生の真夏。もうすぐ夏休みで、みんなと遊べる。もちろんコウヘイだって、部活にはいってないから遊べる…。
中学の時みたいに、ギリギリに勉強したって間に合うんだから…お母さんの、「大学の受験が近いのよ」みたいに言う口調は、どうも気に入らない。
せっかくコウヘイのおかげで、機嫌を良くして帰ってきたのに、家に入ったらこれ…。もうやだよ~!