【完】不良な君の甘い蜜
ココアを持ち出すと、ミツはパタパタと足を机の下でばたつかせ、目をキラキラさせてマグカップを受け取る。



「で?一体どうしたの?」



「見て!これ見て!」



ミツが見せたのはケータイの画面。



その画面には、最近ミツと私が二人してハマってるバンドのファンクラブ限定ライブ。



「カップル限定クリスマスライブだって!取れちゃったんだ!チケット!」



「うぇぇぇい!?スゴッ!だってファンクラブ入ってても入手困難なのにぃっ!」



私は嬉しさのあまりミツに詰め寄る。



これはホント、凄いよ!
< 238 / 302 >

この作品をシェア

pagetop