★秘密の愛★お兄ちゃんはあたしだけのもの!!
俺がこうして結婚を急いだのは、



鏡花という存在から離れたい…そんな思いもあったんだ。



それでも鏡花は俺を求め続けた。



鏡花を見れば分かってしまう。



どんなに深い思いで俺を待っているのか。



お願いだ……忘れてほしい。



俺はお前の兄貴。



ただそれだけの存在になりたいんだよ。



リナに初対面した鏡花の態度は、



俺の予想以上にリナに対する嫌悪感たっぷりのものだった。



『私……鏡花ちゃんに嫌われてるのかなっ…』



そう気にしているリナに申し訳ない思いでいっぱいになった。
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