★秘密の愛★お兄ちゃんはあたしだけのもの!!
なんとも言えない感覚が俺を包み込む。



その余韻に浸ることなく、俺は素早く立ち去り、



何事もなかったかのように振る舞った。



用意された真っ白なタキシード。



袖を通し、鏡を見ながら髪を整え終わると、



どこから見ても完璧な『幸せな新郎』の出来上がり。
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