扉の向こう
腕時計
「時計ありませんか」

「時計ですか・・どのようなものをお探しでしょう?」

「彼のしていた腕時計なんです。4ヶ月前に無くしてしまって・・」

「思い出の品ですか」

「たった一つの彼の遺品なんです。ここに来れば、何でも手に入ると聞いたんです」

「それでは、貴女は代わりに何を支払うことができますか?」

「あの時計さえ戻るなら何でも」


「・・・・・分かりました。では、お持ちしますので少々お待ちください」




















「こちらの時計ですね。間違いないですか?」

「・・えぇ、そうですね。ありがとう」

「おや、お持ち帰りにならないのですか?御代はいただきましたので貴女のものですよ」

「でもそれ、もう動いてないでしょ?直してまで使うものでもないですし、よければ引き取ってください」

「そうですか・・・・では、お気をつけてお帰りください」

「そうするわ、ありがとう」





「やれやれ・・・・・やはりこのような時計、なかなか買い取っていただけませんね
時計への想いと一緒に、誰かに買っていただくことにしましょうか」





< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

鬼憑き

総文字数/27,751

青春・友情29ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
なぁ… 俺はお前の相棒だろ? 人外のモノ「鬼憑き」がいる世界 二人を繋ぐ糸は切れることなく… *〜〜〜〜〜〜* 友情ファンタジー(のつもり)です 長編になります(予定) 最後まで載せたら随時添削していこうと思います
木漏れ日差す丘で

総文字数/2,970

恋愛(その他)10ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
町を少し見渡せる、低い丘 ここが僕と 鈴の場所なんだ ―――― 短編です 初完結作となりました(^^) あちゃみ様、夜宴様、四ツ葉ちよ様、恋愛王者様 感想ありがとうございました こんなに早くいただけるとは…(感涙 レビュ等を参考にして何箇所か手を加えてみました まだおかしなところがあれば指摘くださるとありがたいです

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop