白と青の境界線
お酒も進むにつれて打ち解けてきたみんなは、それぞれが思いのまま話しをしていた。
伶耶の友達ということで、明るく気さくな人たちばかり。
楽しいはずの会話。
少し豪華な美味しいはずの料理。
なのにどれも楽しめない。
気になるのは日向のことばかり。
耳に届く声も目に映る料理も、そんなものすべてどうでもいい。
そうして過ごす時間は億劫で、席を立つタイミングを見計らう。
適当な相づちをし適当に微笑み、その機会を狙っていると、
「おとなしいなー麻央」
私の前に伶耶、そして日向の前に飛行機の中で伶耶の隣に座っていた昌浩くんが座ってきた。