白と青の境界線
「なんか雰囲気変わったよな」
「それを言えば伶耶だって」
完全にタイミングを逃した私は、グラスを手に取り一気にお酒を流し込む。
「久しぶりに会ってすぐに“合コンセッティングしてくれ”だなんて」
「アハハッ。だってこんなチャンス滅多にないし」
そこに入り込む昌浩くん。
「こんなに綺麗どこばかり集まる合コン頼むなんて、仕事はできなくてもたまにはいい仕事するじゃん、伶耶」
「お前っ、一言余計だって」
そんな二人の会話が場を和ませてゆく。
日向も話しに加わり、私は空いたお皿に食べ物を取り分けていた。
弾む会話とは裏腹に心ここにあらずな私。
みんなに気を遣わせたくないのか、普通に話しかける日向。
うまく笑えなくなってきた。