先生と王子様と演劇部な私。
 これが王子様?!



 私は写真をまじまじと眺めた。


 確かにカッコいい男の子だ。


「堀木戸(ほりきど)くんって言うのよ」


「堀木戸……」




 これが……これが……。




 ――これが……?



 ふと、何故か違和感を感じた。何だろう?


「……」

 視線を感じ、パッと振り向くと、やっぱり朗先生が教室の扉のところに立っていた。


「もっとあるよ~。……げっ」


 由美ちゃんが朗先生に気が付き、何故か不味そうな顔をする。


「由美先生……」

 朗先生はつかつかと歩いてきた。
< 91 / 238 >

この作品をシェア

pagetop