このミステリーを読んだ!
これこれこういう小説はこういう時に思い付いたとか、物語の伏線はここらへんまで提示しておくのがベターとか、読者を惑わすミスリードはこんな風にしてみたらとか、色んなテクニックが分かりやすく書いてある。

ただこの人は「奇妙な味の小説」を得意とする人なので、本格ミステリーを書きたい人には物足りないかもしれない。

ただ創作の際、必ずつまずくであろう工程について語ってくれているので、初心に戻る意味もこめて、僕は何度も読み返している本である。

また同じような内容で、「アイデアを捜せ」という本も出しているが、こちらもかなりタメになる本である。



【ミステリーのおきて102か条】は角川書店、【アイデアを捜せ】は文藝春秋から発売されているが、絶版の可能性もあるので、店頭よりネットで購入するのが確実。

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