新月の夜
平川家のヒミツを話す時
麻友美たちは会が終わり、帰る。亜希達は、両親と水入らず。

「亜希、ありがとう。あつきも、絢美も、いい子供達だわ。」

抱擁。


悠太達は、

「ナオキさん、どうして黙っていたの?」
「あさみの為だ。」
「いやぁ、悠ちゃんもよく考えたねぇ。」

ぎゅっ。

「あれはほとんど亜希さんの仕業。黙られていた部分もあるし。プランもだいたい亜希さんの策略。」

母はうるうる。

「母さん泣いてる。」
「からかわないで。」

母は悠太の耳に、

「彼女のこと言うよ。」

と囁く。悠太も、

「な…言えるものなら言ってみろ。」
「一枚上手な息子ね。」
「母さん、元気な子供を産んでね。」
「ありがとう。」


麻友美は部屋にいると、

「何か呼んだ?」
「お兄ちゃん、今度一緒に買い物行かない?」
「いきなりどうした?」
「悠のバースデープレゼント買おうかなって。男の人の意見聞きたい。」
「…祐に聞けば。」
「いいの。お兄ちゃんと行きたい。」
「いいよ…悪口言えないのだよな。勝てない相手…。」
「そんな…ああ見えて心の中では、お兄さんに全て押し付けていいのかなんて思ってるよ。表さないだけ。血を分けた兄弟だよ。」
「…なぁ、麻友。入った頃、社長は独身と聞かされた、しかし、いきなり息子さんを知らされた。隠し子だと噂。でも、確かに兄弟なのだよな。」
「うん。」
「結婚してるの?」
「当たり前じゃない。4人暮しだよ。同じ両親から生まれた子供。」
「隠す必要あるのか?」
「…さあ。」


仕事。亜希は、

「昨日はよかった。母が泣いて喜んでました。」

悠太も、

「母もうるうるしてて。妊婦を泣かせて…今日は病院行ってますよ。経過見ないと。44ですから。」
「…若っ。」
「まぁ、19で妊娠した人ですから。」
「……。」


「もしもし。あさみ?」

うるうる。

「みかこお姉さま。」
「子供どうだったの?」
「元気だって。3か月だって。」
「すごい。」
「奇跡。子供達に会えて、プレゼントね。」
「…本当に立派になって。亜希もいろいろと苦労したわ。でも、生き甲斐がいる。3兄弟は優しくて仲良し。お兄ちゃんも入れないわ。それに、三男、結婚するの。」
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