新月の夜
を幸せにしてあげて?」

祐貴は、

「自信が持てたら告白しようと思ってる。まだ僕じゃ相応しくないよ。…今でも僕でいいのかなと思ってる。」
「絢ちゃんは本気だよ。」
「好きだよ。甘えられると嬉しい。」
「絢ちゃんは好きでもない人とキスしたりしない。」
「…キスは嬉しいよ。独占した気分。でも本当に僕でいいのかがわからない。」
「好きだからいいんだよ。それが理由。」
「……。」
「あのね、今日はここにいて?」
「いいよ。」
「そばにいたい気分なの。」
「姉さんが望むのなら。」
「…ありがとう。」
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