新月の夜
、逃げたのもあるかも知れない。旦那さんが捜して、迎えに来たのが臨月近くだったし。」
「…それでも!?」
「旦那さんにも、悠太にも、彼女にもある程度話したわ。でもね、全員に話してないくらい非情な出来事もあったわ。」
「…社長にも内緒な事ですか?」
「言えるわけないわ。私が傷付いた理由。家族だからこそ言えない。それくらい残酷で醜い事。」
「……。」
「私ね、お父様に襲われてるの。」
「…え?」
「聞きたくないなら言って?今なら間に合う。本当に残酷な話よ。」
「…聞きます。それで奥様のお気持ちが解放されるのなら。悩みを持ち続ける事は苦しい事です。」
「ごめんね…あなたまで巻き込むつもりはなかった。和也が1つになる前…。旧姓が条件で働くことが許された頃、お父様がうちに訪れたの。和也はベッドに眠っていて、私は、お父様にお茶を出していたわ。平日だから旦那は仕事。お父様は当時、社長だったから抜け出すのは容易。私は、和也が心配になって、見に行こうとしたわ。すると…。」


「息子を魅了した色気を知りたいものだな。」
「え…。」
「妊娠という武器を使ってものにした。そのテクニックをね。」
「私は…ナオキさんが…。」

あさみが振り向くと突然、

「いやっ!!」

床に倒されるあさみ。

「おとなしくしていなさい!息子を愛しているならこれくらいできるだろ!」

キス。

「んっ…あっ…いやぁ!!」

ビリビリビリ…。

裂かれるブラウス。あさみの腕は押さえ付けられ、抵抗できない。ブラのホックを外され、あらわになるあさみの大きな胸。

「んっ…いやっ!」

ちゅっちゅっ。

母乳を吸われる。

「あ…それは和也の…あぁ…。」

涙。

父は、あさみのスカートも裂き、撫でる。

「あ…。」

掻き交ぜる。

「あっ…やめて下さい…私は…ナオキさんを愛して…ナオキさぁ…ん。ナ.オ.キ.さ.ん…。」

気を失いかける。

「え〜んえ〜ん!!」

和也の泣き声。あさみは気を取り戻し、

「和也ぁ!」

父を離し、泣いている和也を抱き寄せる。全裸のあさみ。和也はあさみにしがみつき、おちちを飲む。

「…ごめんね、和也。」

和也はおいしそうに飲む。

「私は…ナオキさ
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