足音さえ消えてゆく
小浜もそれを聞いてなかったことに今更ながら気づいたのか、『あ』という口の形のまま優斗に注目する。
「あれ、俺言ってなかったっけ?」
ポリポリと頭をかきながら、優斗は続ける。
「ばあちゃん家は、札幌。北海道の札幌だよ」
「あれ、俺言ってなかったっけ?」
ポリポリと頭をかきながら、優斗は続ける。
「ばあちゃん家は、札幌。北海道の札幌だよ」