報復サイト~正義の死(バツ)を~
「沙織っ、沙織っ!」
衣理は叫びつづける沙織の肩を掴んで大きく揺すりながら名前を呼び続けた。
「あぁ…ぁあ…!」
沙織は叫び続けている。衣理の声は沙織には届いていなかった。
「沙織っ!」
衣理の声は聞こえていない。
「誰かー!早く来て!」
衣理はナースコールを押さえて叫んだ。
「内橋さん、また発作のようです。」
「いきましょう。」
「沙織っ!」
衣理はずっと呼び続けた。しかし、我に返ってはくれない。
「内橋さん!大丈夫ですか!」
そう叫んで看護師が部屋に入ってきた。
「外でお待ち下さい。」