報復サイト~正義の死(バツ)を~
  

 悟は、そう言って頭を下げると男の自宅をあとにした。


「お兄ちゃん、交番ならすぐそこだよ。」


 愛未は、先に走って交番を指差す。悟は頷いて走り寄った。


「こんには。私、高津新聞社の楠木と申します。35年前の樹莉・パプワさんの事件とこの町の行方不明怪事件についても調べています。」


 長い説明の後に名刺を取り出して渡した。


「はぁ。どうぞなかに。」


 言われて二人は中に入ってパイプ椅子に座るった。


「とりあえず、お茶でもどうぞ。」


 男は言って二人にお茶を出してくれた。二人はおじぎをした。


「それで、35年前の事件についてでしたね。」


 交番のお巡りさんは物越し柔らかで優しい人だ。


「はい。樹莉さんは学校ではどんな状況でしたか?」


  
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