報復サイト~正義の死(バツ)を~
声が急に変わった。衣理に緊張が走る。
「誰…なの……?」
衣理は、震える声で恐る恐る聞いた。
すると、窓ガラスがキリキリ鳴った。
衣理が気になってカーテンを開けると黒猫が金色の目を向けて窓ガラスを引っ掻いていた。
「お前…どこから来たの?」
衣理が言って黒猫を中に入れると歯を剥き出しにして衣理に威嚇をすると部屋の中を駆け回った。
「やめて、やめなさいっ!」
衣理が、叫ぶと黒猫はチェストの上に乗り見下ろしてくる。
「何よ!」
「にゃあぁ。」
黒猫は目をギラつかせて鳴く。
「その黒猫が……案内人。」
声は、優しく言う。
「にゃあぁ」
黒猫は、鳴いてそっと窓口から降りた。衣理も窓から降りた。もちろん靴は履かずに。