報復サイト~正義の死(バツ)を~
  

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「<忘れられるか……
 この怨み。

  忘れられるか……
 この哀しみ。

  忘れられるか……
 この虚しさ。>」


 樹梨と侑菜は、全てを壊し始めた。旅館を血の海に染めて……。


「侑菜。あと一人……。」


 樹梨は、ニッタリ笑って言った。



<解ってる……私は…ずっと……苦しかった。>



 侑菜は、静かに返した。


「さぁ、終わりが近づいて来た。」


 樹梨は、楽しそうに言った。

「お兄ちゃん…?」


 愛未が目を覚ますとそこには、兄が居なかった。
 愛未は、起き上がって周りを見回した。しかし、薄暗い空間に自分以外の存在を感じない。


  
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