報復サイト~正義の死(バツ)を~
  

 愛未が空を睨んで言った。すると


「助けを求めたって愛未を殺す気だろう!」


 そう悟は言った。
 樹梨と侑菜は、クスクス笑った。


「私のこと…何処まで……調べたの?」


 樹梨が聞いてくる。


「君が仮面優等生を演じていた。酷いイジメに遭っていたこと…学校で全てを呪いながら死んで逝ったこと…。両親を怨霊になって呪い殺したこと…。君が間違った正義を振りかざしていること…。」


 悟は、苦しそうに言った。


「そう…随分調べたのね。」


 樹梨は、楽しそうに言った。悟は、愛未が心配で心配で気が気ではなかった。


「あなたを…殺すのは……惜しいし…私の倫理に反するわ。」


 悟に樹梨は、静かに言った。悟の胸が高鳴った。
 愛未は、ホッと胸を撫で下ろした。


「やっぱり…あなたは殺さないわ……。」


  
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