Love....really?


空としばらく
話をしていると
ありさ先輩が
部屋に来た。
「アタシ帰るね!
じゃあまた〜!」
嫌みっぽい笑顔。


やっぱりこの人嫌い。
やだ…。
アタシは真顔で
頭を下げる。
そして
ありさ先輩は
アタシのほうへきて
耳もとでささやいた。











【水は渡さないよ】





【一年がでしゃばるな】








キッとありさ先輩の
ほうを睨む。
ありさ先輩の
その皮肉な表情は
まるで
【消えろ】
そういっている
ように見えた。


「じゃあね〜。」
「さよなら。」
冷たく言うと
睨まれた。
悔しい。
悔しい。
悔しい。
悔しいよ。
こんな人に
負けたくない。
絶対、絶対
負けたくない。


そのまま立ち上がり
水の部屋へと向かった。




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