あなたを好きということ


今でも思いだす。
あたしの血迷いのせいでこうなった。


誰にも話たことのない
あたしの、初恋。


そして、今でもひきずってる初恋。



だからこそ、今自分にウソをついてるのかもしれない。





【あたしはいないよー】


【うそこけっ
 こん前いるって言ってたやろーがえ】


【忘れろっ♪(笑)】



【なぁ・・・少しくらいは、人に心開けやっ】


【あんたにゃ言われたないねっ】


【でも・・・
 いっつも俺ばっか相談のってもろて悪いわっ
 お願いやから話てくれへん?】




それは、本当に真剣なメールで
今まで閉ざしてたあたしの扉が
いとも簡単に開いてしまったような気がした



< 38 / 202 >

この作品をシェア

pagetop