恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
やっぱり私…この人に


からかわれてるのかな。


一見真面目そうなのに、中身は全く違うみたい…。


「会ったかどうかわからないし…いきなり強引に抱きしめるような人なんか信じられるわけない。

私、絹川くんみたいなタイプが一番嫌い」


二人にプイッと背を向け、部屋を出ようとすると


後ろから、絹川くんの声がした。


「額田かオレか。二つに一つだ。選択ミスんなよ?

まぁ普通で考えたら、オレだろ」


何なの。


二つに一つ?


私に他の選択の余地はないわけ?





額田先輩も…


絹川くんも。





全く私の気持ちは無視だよね。


そんな人と付き合いたくなんかないよ。







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