恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
だけどあれは違う用途に使う事になって、しかもあの後

天ちゃん先輩によって…まわし食いするだなんて、思いもしなかったけどね?

思い出して笑うと、当麻くんは優しい顔で塩キャラメルの包みを開ける。

「…さやってさー。お子様だよな。いつまで飴食ってんの?

塩キャラメルだろーが、飴には変わりねーじゃん」

「だってお兄ちゃんが禁煙…。あむ」

あっ。

当麻くんは、塩キャラメルを持った手を、指ごと私の口に突っ込んだ。

「流星さんが…何?」

当麻くんは、キャラメルを私の口に転がしながら、舌を指で弄ぶ。

当麻くんは、薄目で私を見て…何か思いっきりやらしい顔に見えるのは、気のせい?

「あ~、さや。エロすぎなんだけど、その顔」

も~!誰がそうさせてるのよぉ…。自然と目を閉じると、当麻くんが口から指を抜き取る。

「ヤベ。変な想像した。明日にでも退院してーっ!」


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