恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
「ここでヤったら…ヤバいよな」

「あ…あっ、当たり前でしょーっ!何考えてるのっ?」

「ウソだっつの。野獣じゃねーつってんだろ」

当麻くんはニヤリと笑い、片手で私のおでこをつつく。

「もぉ…」

「早くしろって。だったら、自分で取りに行く」

「やっ…ん」

ギューッと抱きしめられる。

うぅ…逃げらんない。

甘く…しょっぱいキャラメルが、口の中を行き来する。

当麻くんは飴を溶かすように、私に優しく舌を絡めてくる。

勝ち誇った顔で私から離れると、彼はペロリと自分の唇を舐めていた。

「意外とうめーな、コレ。毎回口移しにしよーぜ」

や…やだよ。

恥ずかし過ぎる…し、腰砕けた…。

当麻くん、やらしいんだもん。

舐め方が尋常じゃない…。




「顔火照ってんな。な、オレとエッチしたくなった?」

「なりません~っ!もぉ、バカ!帰るっ」

当麻くん…

ふざけ過ぎだよ。

口開けばエッチの話ばっかり。




キスだけでも幸せな気持ちになれるんだから。

帰るまでずっと甘い雰囲気でいたいのに、いつも壊される。

当麻くんの頭の中には…

その事しかないのかって、疑いたくなるよぉ…。





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