恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
全て…
繋がった気がする。


絹川当麻は、やっぱり入学式の時のあいつで、

一個年上で、本当なら先輩。

額田先輩に対するあの態度も、去年は同じ学年で…やり合ってて、しかも自分の方が強いから、あんなに強気なんだ。



「絹川くん…そんな人なら何で鶴くんと仲いいんだろーね」

「鶴?仲良しっていうか…パシリなんじゃないの」

「パシリ!?そんな風には見えなかったけどなぁ」


額田先輩に掴まれた後、絹川くんのおかげで助かったって、ホッとした顔してたよね。

使われる立場なら、あんな表情しないような気がするけど。

「さやはぁ、鶴の事心配してる場合じゃないよ?ほれ、あの二人。…うわ~、思ったよりかなり雰囲気悪いね」



職員室にたどり着くと、先生の前で絹川くんと額田先輩が床に裸足で正座させられていた。

二人は反省するどころか、先生を思いっきり睨みつけてるし…。

反省の色、ナシ。



あはは…

やっぱ二人共怖いよ。





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