弱者に生きる価値なし。
「瑠衣ー。こいつ全然反省の色見えないんですけど。

亜衣ねー、こーいうやつ超むかつくんだよねー。」

亜衣。私の友達。亜衣も嬉々として目の前の餌にバケツで水をぶちまけた。

「びっしょびしょだね、水原。

あんた、そんな汚い格好で教室来ないでよ?

ただでさえあんたがいるせいで汚いのに、もっと汚染されるじゃん。」

けらけら笑う亜衣は本当に楽しそうだった。
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