*短編*はつこい
あの頃は良かったなぁ
小学3年生の時に大好きなお兄ちゃんと同じ野球をしたくてチームに入った
その時に健太と月人と初めて出逢った
何にも意識せずに一緒に野球を楽しんでた
練習の時に何度もキャッチボールもした
試合に負けた時は一緒に悔しくて泣いたこともある
普通に話せた
それがいつからだろう
意識して話せなくなってしまった
はっきり自分の気持ちに気付いた5年生の時には戸惑った
気付くと自分でも知らず知らずのうちに目はいつも月人のことを追い掛けてた
月人の声が耳に入ってきただけでドキドキした