Magical☆Player
クラス発表。



この時期の、一大イベントだろう。



同じクラスになったのか、手を取り合って喜んでいる者がいたり。

違うクラスになってしまったのか、一生の別れでもないのに、ひしと抱き合っている者がいたり。



校門は、いろいろな表情の生徒で大変混雑しているように見えた。



私自身も、期待と不安が入り交じった気持ちを抱いて校門をくぐった。





だんだん、近くなってくる校舎。


・・・だんだん、静かになっていく校門。





花が咲くような賑やかな雰囲気が嘘だったようだ。
やがて、辺りは水を打ったように静かになった。
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