(コラボ)沈黙するケイタイ~交点の烈~
「これから、どうしたらいいんだろう」

「家に帰ればいいんだよ」

「何か、嫌だな。何て説明するのさ」

「正直に、あったままを」

「・・・あ~あ」

ナユタは、椅子の背もたれに反り返った。

「こんなことなら、説明しやすいように、マシンガン撃ってて欲しかったな」

「バカ」

「けが人が出ない程度に」

「あんな場所で?無理でしょう」

背をそらせたままでいると、後ろにある本棚の存在が、ちらりと見えた。

えらく古い雑誌がぎっしり並んでいる。

何だろう?

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