虹の橋
二月経って…
春が来た。


私は一般事務として社会人生活をスタートさせた。


業務の大半はチラシ折りで


まぁ、新入社員なんてこんなものだと思う。


まるで能面のような私を

同期は
よそよそしく扱う。



それにも慣れてしまった。




もう誰かと関わりを持つことが億劫だった。



それが被害妄想と分かっていても、

それでしか心を守ることが出来なかった。




元々が卑屈な性格だから
どうせ私は根暗だから

好かれるような容姿もしていないから

これが1番いいんだと、そう信じるようになった。


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