星を食べたら
ゆらゆら流れ落ちる光は木々の間から青年を照らします。
村人とは違う、痩せてはいるが肉のついた顔が白く照らされます。
少女は天使のようだと思いました。
薄汚れた顔も気にならないほどきれいでした。
自分も大きくなったら青年に並べるだろうか?
いつもひとりで出掛ける彼に着いて行けるほど大きくなりたい。
パンを持つ手は小さく、か細い手に爪は泥をかんでいました。
少女は空を見上げました。
そしていいます。