猫耳姫とメガネ王子
これでようやく、鈴と2人でダーツバーに行けるっ!!



そうとわかると、両手を高々を天井へ向けて伸ばし、部屋の中をクルクルと回って喜ぶ。



だって、だって、だって……。



実は私、この前行く予定だったダーツバーでいい男をゲットして、初めて大人になろうと決心していたんだ。



少しだけ予定が狂ったけれど、元の姿に戻ったことで、それも実行できてしまう。



ルンルンと鼻歌を歌いながら、私は買うだけ買って一度も使っていない勝負下着を、引き出しの中から引っ張り出す。
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