猫耳姫とメガネ王子
そんな事を考えていると、なんだかもう一度猫耳になれないかなぁ~なんて思ってしまう。


きっと、今猫耳になれば、壱は私を放っておかないはずだ。


でも、そんな願いもむなしく、タイミングよく猫になってしまうことはなく、あっけなく家についてしまった。


まだ帰りたくないと、心の底が叫んでいるのに。


2人の家の中間で、なんとなく足を止める。


「じゃぁ、またね」
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