猫耳姫とメガネ王子
幸せの後~唯side~
愛しい人に愛されるのが、こんなに満たされる事なんだって、恋をした私は始めて知った。


横で寝息を立てている壱の頬に軽くキスをした。


「ダーツバー行かなくてよかった」


そう呟き、笑う。


もしあの時壱を振り払って鈴との約束を守っていたとしたら、こんな未来はこなかった。

< 332 / 473 >

この作品をシェア

pagetop