猫耳姫とメガネ王子
「んにぃ?」


頬をヒクヒクと動かし、ヒゲを折りたたんだとき、パチッと目を開けた。


「ヒゲ?」


その、当たり前の行動はあきらかにおかしい。


私は急いでベッドから抜け出し、自分のバッグからコンパクトを取り出し、その姿を写してみる。

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