猫耳姫とメガネ王子
気のせいかわからないけれど、壱の顔を見た瞬間、自分の胸辺りが鳴った気がする。


自分の胸に手を当てて首をかしげていると、ノック音がしておばさんがココアを持ってきてくれた。


「座れよ」


トントンと、テーブルの横を叩かれて、私は壱の横にちょこんと腰掛けた。


なんだか、照れてしまって、ココアの湯気ばかりを見つめる。


「あ、ちょっとそのCDかけてくんない?」
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